理系で国語の勉強が苦手です。いい勉強方法はありますか?

国語が試験平均点を大きく落としてしまいます

現在理系の大学に進学を考えている高校生です。
私は中学生の頃から理系科目が得意で、中学生の頃から高校で習うような科目も塾でどんどん学習していました。
高校に入ってすぐに受けた模擬試験では数学の成績で全国トップ10に入ったこともあります。

数学や理科では在籍している高校でも常に上位をキープしているのですが、国語の成績だけがどうしてもうまく上がらず、国語を加えた平均点で計算をすると一気に順位が落ちてしまいます。

自分としては苦手な国語に勉強時間を割くよりももっと難易度の高い数学の勉強をしたいのですが、家庭の経済的事情で国立大学を第一希望としておりセンター試験を受験しなくてはいけません。

その場合に国語のせいで受験に失敗してしまうのではないかと今から心配してしまいます。
できるだけ短期間に国語の成績を上げる方法はないでしょうか。

理系=国語が苦手は大きな間違いです

理系の学校や学部に進学した人の多くが苦手意識を持っているのが「国語」です。
医学部や理学部といったガチガチの理系学部に進学をするにしても、センター試験を受験する場合には国語の勉強は避けて通ることができません。

仮に私立大学を受験して国語試験を避けることができたとしても、大学に入ってからはレポートや論文など書かなければいけなくなるため、最低限度の文章作成能力は必要になってきます。

まず最初にしっかり意識してもらいたいのが、世の中の理系専攻が全て国語を苦手としているわけではないということです。
有名な作家の中には理系出身者は数多くいますし、もともと成績のよい方ならちょっとしたコツがつかめればすぐに国語の成績を高めることもできるはずです。

記憶力を問われるところを落とさないように

まず国語の成績を上げる方法ですが、1つは「記憶力が問われるところは間違いなくおさえておく」ということがあります。
国語の試験の中でも古文や漢文は記憶力が成績を分けるところがあり、しっかり句形や変化形を覚えておくようにするだけで十分対応が可能です。
英語がそれほど苦手ではないなら、同じような感覚で対応すればかなり点数がとれます。

問題は現代文ですがこちらはあまり奇抜な問題に過剰に対応しようとするのではなく、過去問から問題の傾向をつかむようにするという方が確実です。

可能であればできるだけ早く文章を読むことができるようになるため、小説や評論文といった長い文章を積極的に読む訓練をするのがいい方法です。

その場合きちんと起承転結のある形のしっかりした文章に触れるようにするということが大切です。
流行している小説の多くはかなり文体を崩した口語体になっているので、新聞の社説や論評、または理系出身作者が書いた小説などがおすすめです。