最終面接を控えています。何か気をつけるべきポイントはありますか?

Q.最終面接ではどういったところを見られるものでしょうか

就職活動中の大学生です。
幸いなことに第一希望の企業から一次面接を通ったという連絡を受けることができました。

調べたところ今年その企業はかなりの倍率であったということで、最終面接に残ったからといって安心できるわけではないようです。

実際に昨年同じ企業の採用試験を受けた先輩に最終面接で落とされたという人もおり、やはり人気の企業だけあって厳しいのだなと実感しているところです。

正直提出する就活書類の作成には十分すぎるくらいに力を入れており、また一次面接の手応えもあったので採用される自信はあります。

しかし最終面接では一次面接とはまた違ったところを見られるというような話も聞きますので、これからどういった対策をしていけばよいか教えてもらいたいです。

A.最終面接では具体的な回答ができるかがポイント

一般的な民間企業での新卒採用の場合、まず書類選考と一次面接で常識的な振る舞いができるかということを見られます。

その上で最終面接では、具体的にその人が企業の期待する人材であるかを選別するのです。

最近は就職活動については企業側も学生側もかなり研究をしあっているため、どういった受け答えをするのが100点であるかということはいわば出来レースのような状態になっています。

質問者さんが自信を持っているというのも、そうした就職活動について十分に研究をして100点満点と言えるような行動がとれてきたからでしょう。

しかし最終面接ではそうした一般論ではなく、具体的にその企業でどういった人を求めているかということが問われます。

一般論だけの対策で最終面接に望んでしまうと、どうしても回答が当たり障りのないレベルにとどまってしまいます。

ですのでもしこれから最終面接に望むということであれば、一般的な面接マニュアルではなく、その企業についての情報を詳しく集めるようにするとよいでしょう。

まずはその会社のパンフレットや公式サイトを見て、具体的な事業内容や業務範囲などを覚えておきましょう。

その他、福利厚生や新たに開始されたサービスなど最近の話題を何か拾っておき、そこから自分の考えを述べられるようにしておくとかなり効果的です。

採用の場面においては「この人は本気でうちの会社に入りたいんだな」という気持ちが伝わるかどうかということが問題になります。

質問者さんは今回の最終面接が第一希望ということなので大丈夫と思いますが、数十社と採用を受けているとどうしてもそうした個別の企業研究がおろそかになるものです。

もしその会社について質問をされた時に明確に答えることができなかったら、知ったかぶりをせずに正直に不勉強であったということを告げた方がよいでしょう。