生物学部ではどのようなことを学ぶのでしょうか?

2018.11.19 17:31 ニックネーム:さとし

バイオサイエンスに興味があるのですが生物学部でよいでしょうか

以前より生物に関する分野に高い関心がありました。
IPS細胞など日本の生物科学分野はかなりレベルが高いということもあるので、将来的には自分もそうした研究をする仕事に就きたいと考えています。

そこで進学先として生物学部が有名な大学に進学をしようと思っています。

生物学部のある大学は全国にたくさんありますが、実際に進学をした時にはどういったことを学ぶことになるでしょうか。

また事前に学習しておいた方がよい科目があれば教えてください。

2019.09.12 19:38 回答者:NAKAYAMA

研究に実績のある大学を探してください

生物学部は全国の理系学部を設置している大学の多くに存在しています。
国公立大学の中で最も有名な生物学部設置大学としては筑波大学があります。

筑波大学は他の学校とは異なる特殊な学部学科分類がされていますが、生命環境学群の生物学類などは国内でトップレベルの生物学を学べるところとなっています。

私立大学では日本大学の生物資源科学部や東京農業大学の応用生物科学部などが有名です。

生物学部といってもジャンルによりかなり種類が分かれており、分子レベルの細胞学から、地球の生態系を研究する学問まで、その大きさは多岐にわたります。

ですので学校を探す時には「生物学部」というキーワードだけでなく「生理学」や「生化学」「遺伝学」「発生学」「行動学」といったものも一緒に合わせて調べてみてもらいたいです。

質問者さんが希望されているのはIPS細胞のようなバイオテクノロジー分野になりますので、分野としては「生物工学」ということになるのではないかと思います。

同じ生物学の研究と言っても、分子レベルの研究になると化学系に近いですし、バイオサイエンス分野は医療系にも近いことを学習します。

ですので漠然と「生物の勉強をしたい」というのではなく、どういった研究をしたいかにより細かく学部学科を決めていくのがよいでしょう。

最初から専門的な学習をするのではなく、3年次以降の専攻で分野を決めるという方法をとっている大学もあります。

その場合1・2年では基礎理論や生物概論といったものを学び、そこから専攻に合わせて入るゼミを決めていくという方法をとります。

いずれにしても生物学の研究は実験主体となりますので、高校から実験に慣れておくということは大切かもしれません。

国公立大学の場合はセンター試験で理系科目を複数受験することとなりますが、私立大学の場合は生物や化学など特定の科目のみで入学できてしまうこともあります。

生物学部は他の理系学部と比較して幅広い知識が必要になる学部ですので、それさえやっておけばOKというのではなく、基礎教養としてしっかり勉強をしておくことをおすすめします。