薬学部ではどのようなことを学ぶのでしょうか?

2018.12.18 16:39 ニックネーム:ぽきぽき

薬剤師になりたいのですが薬学部はどう選ぶのがよいでしょうか

将来的に手に職をつけたいと思い、薬剤学を学べる大学を探しています。
できれば薬剤師の資格を取得したいのですが、薬学部はどういったところを選ぶのがよいでしょうか。

調べたところ、薬剤師は資格制度が大きく変わったことから、これから取得をするのが以前よりも難しくなったということを知りました。

薬剤師が第一希望ですが、薬学部に進むことで他にどういった進路があるかということも興味があります。

これから受験をする場合、薬学部はどこをポイントに選び、またどういった勉強をしていくことができるかということを教えてもらいたいです。

2018.12.23 21:02 回答者:カマン

薬剤師を目指すなら6年間の課程が必要です

薬剤師の資格取得を目指しているのであれば、まず大前提になるのが薬剤師養成課程のある大学を選ぶことが必要です。

ご存知のように薬剤師の国家資格制度は大きな変更があったため、それまでは4年の養成課程であったものが6年制へと変更になりました。

大学の中には薬学部は設置していますが、そうした新制度への移行を大学側で行っていないこともあるので、4年制のところもあります。

4年制の薬学部に入った場合、将来的に薬剤師になろうとする時には卒業後に大学院に入学し、2年間の養成課程を受けなくてはいけません。

場合によりそれだけでは足りず、不足科目の履修や実務経験が1~2年必要となりますので、先に薬剤師になりたいという目標があるなら、かなり遠回りになることは知っておいてもらいたいです。

薬剤師になるための養成課程は移行期間が終わっており、2017年以降の入学者についてはさらに厳しくなっています。

ですのでこれから入学をするということならば、薬剤師養成課程は6年制大学一択と考えた方がよいでしょう。

なお薬剤師養成課程のある学校は全国でもかなり少なく、国公立大学なら7校、私立大学なら50校となっています。

薬学部を選ぶときのポイントになるのは、薬剤師国家試験に合格をするための体制が整えられているかどうかでしょう。

薬学部では有機化学や物理化学、生物科学、社会科学といった広い分野から薬学についての学習をしていきます。

4年制の薬学部の場合においてもそれは変わらず、目的は薬剤師の免許を取得することではなく薬学に関する仕事に就くための学習をしていくことになります。

具体的には製薬会社や化粧品メーカーなどで開発に携わったり、研究所に勤務をするといったような場合です。

入学試験では化学や生物といった理系科目が必須となっていますが、在学中に学ぶ内容はそれらが前提となった高度な化学・生物分野になるので、かなりしっかりと学習しておいた方がよいでしょう。